介護保険財政が黒字
2000 年にスタートした介護保険。医療保険にかかる費用を縮小させるために導入されましたが、実際の介護保険にかかった費用は、年々数 % 単位で増え続け、結局、医療保険と介護保険の費用の合計は、従前よりも大きく伸びてしまいました。
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2000 年にスタートした介護保険。医療保険にかかる費用を縮小させるために導入されましたが、実際の介護保険にかかった費用は、年々数 % 単位で増え続け、結局、医療保険と介護保険の費用の合計は、従前よりも大きく伸びてしまいました。
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共同通信 2007.9.11 不正請求14億7500万円 コムスン、さらに増加も <1>
共同通信 2007.9.11 虚偽申請で指定取り消し 介護報酬8億を返還請求 コムスンなど3社事業所 <2>
共同通信 2007.9.11 施設事業は11月1日移行へ コムスン、老人ホームなど <3>
共同通信 2007.9.11 在宅介護譲渡で正式合意 コムスン <4>
Nikkei Medical ONLINE 2007.7.8 高齢者の半分は在宅死を希望せず
国は終末期医療、高齢者医療の在宅を推進していますが、在宅医療とは、施設内医療に較べて、コスト、マンパワーとも、遥かに多くの医療資源を必要とします。それだけのコスト、マンパワーを家計、家事労働に転嫁し、国家負担を減らす政策です。
高齢者もその家族も、家の畳の上で死にたい、家で最期を看取りたいと思っても、なかなか困難なことでもあります。家族の就労の面でも、家事労働や家計の点でも、そして、死期が迫る恐怖も、今際の時の辛い姿を見ることも。
多額の介護報酬を不正に受けていたコムスン。コムスンの親会社、グッドウィルは、もう一つの不正に手を染めていました。労働者派遣における不正です。
介護で人の生活を、労働者派遣業で人の労働力を、すなわち、人そのものを商売のネタにして、そこに不正を働いていたわけです。
神戸新聞 2007.7.7 天引き全額返還求め提訴へ 派遣大手グッドウィルに
読売新聞 2007.7.3 グッドウィル派遣男性、二重派遣で禁止の港湾業務
順心会のニュースの続きです。最初から自由主義経済を取り入れている介護保険制度では、介護保険業者は、最大手コムスンの事業譲渡もそうですが、一般の会社のような合併、逃散などが当たり前の世界です。
公的医療保険制度 ( 健康保険 ) では、営利事業でないためもあって、このような事例、病院乗っ取りは、これまでもありましたが、少数でした。しかしこれからは介護保険制度に近づいていくことでしょう。
商品を買うようにはいかない医療や介護。経済活動の都合で泣きを見るのは国民です。
神戸新聞 2007.7.7 役員就退任繰り返す 「順心会」元理事長所有の介護会社
毎日新聞 2007.7.6 「裏書手形は20億円」 元理事長「半分は未決済」
介護保険は、公的医療保険と異なり、営利企業による事業、および保険と自由な商行為の混合とが認められています。厳格に法と行政で管理しても、こういう事例が生じます。
神戸新聞 2007.7.6 「順心会」元理事長所有の介護会社が破たん
神戸新聞 2007.7.6 流用?消えた虎の子 入居者らに憤り
神戸新聞 2007.7.6 大学幹部が元理事長批判 校名変更も検討
介護保険制度の改定で現場は大混乱
日経 BP SAFETY JAPAN 2007.6.12 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/special/230/index.html
NIKKEI NET 2007.6.8 コムスン、神戸市内でも不正申請判明
神戸新聞 2007.6.8 サービス「不適切」 神戸で5カ所
神戸新聞 2007.6.7 受け皿確保に不安 困るのは利用者
毎日新聞 2007.6.6 コムスン:連結子会社の日本シルバーサービスに譲渡
asahi.com 2007.6.6 コムスンの全事業「グループ子会社へ」 処分骨抜きに
J-CAST ニュース 2007.6.6 コムスン事実上の「廃業」 経営トップに「驕り」はなかったのか
来年 2008 年 4 月からは、後期高齢者医療制度 ( 75 歳以上 ) がスタートします。75 歳の誕生日を迎えた日から、WHO から世界一のパフォーマンスと認定された医療制度とは別の制度の元で、医療を受けることになります。医療機関へのアクセス、医療の質は落ち、コストはかかるようになります。
それとともに政府の医療費削減政策のもと、病院や介護施設からの退院・退所を迫られる、いわゆる医療難民、介護難民が、2011 年以降、10 万人単位で生まれることが危惧されています。
その問題を取り上げた神戸新聞のシリーズの記事を参照します。
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